music

Notes on Michael Pisaro's Silence

In the last several years, I became more and more interested in just sitting in silence rather than listening to some music. It has been getting harder and harder for me to bear most music, and I preferred instead to leave myself in a calm…

Michael Pisaro - an unrhymed chord (EWR 0801/2)

'an unrhymed chord' was composed in 2003. This double-CD from Edition Wandelweiser contains two different versions of the piece, both recorded in 2007. Pisaro's score for this piece is as below. For any number of performers Sixty-five minu…

Michael Pisaro - an unrhymed chord (EWR 0801/2) 和文

『an unrhymed chord』は2003年にピサロが作曲した作品で、エディション・ヴァンデルヴァイザーから出ているこの2枚組CDには、2007年に録音された2つのバージョンが収録されている。この曲を演奏するにあたって、マイケル・ピサロがライナーに記した指示(…

Michael Pisaro - Hearing Metal 1 (EWR 0902)

'Hearing Metal 1' consists of three pieces from Michael Pisaro, performed in 2008 and 2009. The instrument used here is a tam-tam, a large oval-shape metal percussion similar to a Chinese gong, polished into smooth gold. According to Pisar…

Michael Pisaro - Hearing Metal 1 (EWR 0902) 和文

マイケル・ピサロが、2008年から2009年にかけて制作した3作品。3作とも、大型の金属打楽器タムタム(銅鑼の一種)の共鳴音や余韻を録音し、その音素材の持続時間を引き延ばしたり、サイン音を重ねるなどのポストプロダクションを加えて完成させたもの。こ…

Michael Pisaro - Transparent City (Volumes 3 and 4) (EWR 0708/09)

The source materials here are field recordings made in the greater Los Angeles area from October 2006 to February 2007. Just as with the previous sets of 'Transparent City - Volumes 1 and 2', each track consists of ten minutes of material …

Michael Pisaro - Transparent City (Volumes 1 and 2) (EWR 0706/07)

The source materials of these works are field recordings made in the greater Los Angeles area from December 2004 to August 2006. Sine tones and mixing were added to them at Pisaro’s home studio later. Each track consists of ten minutes lon…

Michael Pisaro's Music

While snow was piling up high silently outside, in February 2010, I have been listening to Michael Pisaro and Barry Chabala's new cassette tape work "black, white, red, green, blue," and Pisaro's two CDs from Edition Wandelweiser, "Hearing…

Michael Pisaro - Transparent City (Volumes 3 and 4) (EWR 0708/09) 和文

2006年10月から2007年2月にかけて、ロサンゼルスでフィールドレコーディングされた音源が素材になっている。自宅スタジオでサイン音を加えてミキシングされたこと、各トラックは1カ所で録音された無編集の10分間であること、それぞれ最後に2分間の沈黙が加…

Michael Pisaro - Transparent City (Volumes 1 and 2) (EWR 0706/07) 和文

2004年12月から2006年8月にかけて、ロサンゼルスでフィールドレコーディングされた音源に、サイン音がミキシングされている。各トラックは、1カ所で録音された無編集の10分間で、それぞれ最後に2分間の沈黙が加えられている。車の行き交う音、ヘリコプタ…

Michael Pisaroの音楽

外で大雪がしんしんと降り積もる一日。マイケル・ピサロの作曲をバリー・チャバラがギターで演奏したカセットテープの作品『black, white, red, green, blue』と、Edition Wandelweiserからリリースされているマイケル・ピサロの作品『hearing metal 1』と『…

Michael Pisaro/Barry Chabala ライブ@ブルックリン

1月30日にブルックリンの〈fotofono〉で、マイケル・ピサロ(写真右)とバリー・チャバラ(写真左)のデュオライブを観てきました。彼らの新譜「black, white, red, green, blue」のカセットテープ・リリースライブということで、2台のエレキギターのため…

〈Wandelweiser〉についての寄稿、erstwordsにアップ

このほど、音楽評論サイト〈erstwords〉に、ドイツを拠点とする多国籍作曲家グループ〈Wandelweiser〉について、マイケル・ピサロ(Michael Pisaro)が執筆した長編原稿が掲載されました。↓ http://erstwords.blogspot.com/マイケル・ピサロは、米国ロサンゼ…

erstwordsに角田俊也氏の原稿掲載

アーストワイルで運営している海外向け音楽評論サイトerstwordsに、角田俊也氏による原稿「フィールド・レコーディングと実験音楽シーン」を英訳して掲載させていただきました。このサイトのために角田氏が特別に書き下ろしてくれたもので、早くもこれを読ん…

川口貴大+大城真@ループライン(6/13 千駄ヶ谷)

6/13にループラインで川口貴大/大城真デュオのライブを観てきました。鉄板や缶や懐中電灯などが散在した建設現場の片隅で、おもむろにアートとサウンドのインスタレーションが始まってしまったのを目撃したような不思議な体験でした。アナログツールを床の…

アネッタ・クレブス3日間ライブ

昨日までキッドアイラックアートホールで開催されていたアネッタ・クレブスの3日間ライブの写真を、こちらのページにアップしました。当初からかなり期待していた組み合わせでの演奏でしたが、さらに予想を上回るほどの素晴らしいセットとなり、デュオとト…

アネッタ・クレプス来日

ベルリンのテーブル・ギター奏者アネッタ・クレプスが、今週から来日しているようです。下記のキッドアイラック・アートホールでの3日間連続ライブは、かなり面白そうです。その後も京都と神戸でライブがある模様。写真は、2004年のベルリンでのアネッタ・…

No Fun Festival 2009(最終日)

今週末ブルックリンのウイリアムズバーグで開かれている〈No Fun Festival〉、最終日の今日、R/S (Peter Rehberg / Marcus Schmickler)が最初のセットに出演したので観に行ってきました。冒頭からいきなり鳴り響いた電子大音響、巨大スピーカーでなかなかの…

『蕎麦と薔薇(Soba to Bara)』その後

先月リリースされた吉田アミ/中村としまる『蕎麦と薔薇(Soba to Bara)』、発売早々欧米を中心に売れ行きもよく、すでにリスナーからの高い評価も多々入ってきています。今のところ、CD購入者の大多数の人が「衝撃を受けた」といって、今年の最重要CDの1…

The Breadwinner@フィラデルフィア

フィラデルフィアのカレッジタウンで、Graham LambkinとJason Lescalleetのデュオ〈The Breadwinner〉のライブがあったので、知人の車に便乗して観に行ってきました。素晴らしいライブでした。次のデュオ作品を完成させるまでは、もうこのデュオでのライブは…

Margareth Kammerer ソロライブ@NYC

ウイリアムズバーグの〈HOUNDSTOOTH〉で今日、ベルリンから訪米中のマーガレット・カマラーのソロライブがありました。彼女が参加しているベルリンのバンドやジャズトリオの新曲など、彼女の独特のボーカルとギターをじっくりライブで聴ける貴重な機会でした…

Kai Fagaschinski & Michael Thieke in NYC

今ちょうどベルリンからKai FagaschinskiとMichael Thiekeが来ていて、ニューヨークのあちこちでライブをやっているようです。一昨日の金曜は、Experimental Intermediaで2人のデュオ〈THE INTERNATIONAL NOTHING〉のライブがあったので、その写真を。この…

Morton Feldman「Triadic Memories」by John Tilbury

イタリアのレーベル〈Atopos〉から出ているジョン・ティルバリーのピアノソロによるモートン・フェルドマンの〈Triadic Memories〉2枚組がイタリアから届いたので、早速聴いているのだけど、これはとてもいい。ティルバリーの演奏によるフェルドマン曲は、…

2008年のベスト盤

普段は、年間ベスト盤(というか個人的に特に気に入った作品)のリストというのは公表しないのですが、年末に選んだリストがたまたまファイルに残っていたのを見つけたので、せっかくだし、ここに載せておきます。ディストリビューション業務もやっている立…

音楽の聴かれ方

ミクシィで北里義之さんが音楽評論についての面白い考察を書かれていたのを読んだ。北里氏の文章は、音楽評論としてだけでなく、読み物としても大変面白いので、時々ミクシィを訪れて読みにいく。というか、ほとんどそれだけがミクシィに入っている目的だっ…

お知らせ

米国の公共ラジオNPRの「All Songs Considered」という番組の12月29日の放送で、グラハム・ラムキン/ジェイソン・レスカリート「The Breadwinner」の中の曲がかかるそうです。多分2008年の年間ベスト曲特集の一環ではないかと察しますが、このCD「The Bread…

Experimental Intermedia 40周年記念フェスティバル

NYのフィル・ニブロックが主宰するソーホーの〈Experimental Intermedia〉で今月、創立40周年記念フェスティバルとして様々なイベントが行われています。今週末の12/14(日)には、ジョン・アビーとジェイスン・レスカリート*1が午後3時から11時まで、交代…

新たな海外向け音楽評論サイトをスタート!

本日、海外向けの新たな即興/実験音楽評論サイト「erstwords」を、アーストワイルのジョン・アビーの主宰・編集により、開設いたしました。(現在は仮デザインとして、ブロガーの機能を借りていますが、いずれは正式なサイトに移行する予定です。)第一弾に…

ErstLive 006 & 007のデザイン決定

9月の〈AMPLIFY 2008: light〉でのライブの中から、ErstLiveとしてCD化されるキース・ロウ/宇波拓のデュオ(ErstLive 006:写真左)とキース・ロウのソロ(ErstLive 007:写真右)のカバーデザインが決まりました。カバー写真の椅子は、キッド・アイラック…

AMPLIFY2008の写真を追加

下記のサイトに〈AMPLIFY2008〉の写真を大量に追加しました。(写真を他サイトに転用される場合は、事前にご一報ください。) http://www.flickr.com/photos/13715378@N00/sets/72157607478052549/