Steamed Pork Bun(角煮まんじゅう)

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NYのレストランで外食するのは高くつくので、最近は外食はせずに、気に入っている店のメニューを家で再現してみるのにハマっています。以前イーストビレッジの〈Momofuku Noodle Bar〉でPork Steamed Bunというのを食べたら、これがとても美味しかったので、豚の角煮を使って似たようなものを作ってみました。肉まんの皮に海鮮醤(hoisin sauce)を塗ってサンドイッチのように角煮をはさんだものですが、肉まんの皮のふんわりした食感、角煮のとろけるような柔らかさ、海鮮醤のコクのある甘みが溶け合って感動的な味になりました。使用した豚バラ肉(pork belly)は、ウエストビレッジのブリーカー・ストリートにあるポーク専門店(NYで一番美味しい豚肉が手頃な価格で買える店。ちなみに豚バラ肉1ポンドは5ドル少々)で買ってみたら、脂身と赤身のバランスがちょうど良く、とても柔らかい仕上がりになりました。肉まんの皮には、海鮮醤に角煮の煮汁を足して少し煮詰めたものを塗り、その上にキュウリの輪切りとネギのみじん切りを乗せて角煮をはさみました。

角煮の作り方は、こちらのAll Aboutのレシピを参考にしました。砂糖と醤油の量は少し減らして、砂糖の代わりにハチミツ2+砂糖1に変えたのと、中華味に近づけるために、下煮の際にネギと生姜の他に八角クローブの実を加えました。この角煮のレシピは、簡単でわかりやすく、本当に柔らかい角煮ができるのでおすすめ。脂身の部分は脂身とはわからないほど脂っぽさが抜けて、赤身の部分とほろほろに溶け合っていました。肉まんの皮は、こちらのsoleilさんのレシピを参考にさせていただきました。ふっくらした本格的な肉まんの皮ができるので、こちらもおすすめ。

ちなみに、これはMomofukuのオリジナルメニューかと思っていたら、長崎にもこれとよく似た角煮まんじゅうというのがあるそうですね。角煮も肉まんの皮も、多めに作って冷凍しておけばいつでも加熱して食べられるので嬉しいです。

肉まんの皮は、麺棒で楕円形に伸ばした後、内側になる面にサラダ油を薄く塗って2つに折り、こんな風に蒸し器で蒸しました。


■追記(3/17)

この一品は、肉まんの皮のボリュームと角煮の分量、海鮮醤ソースの分量のバランスが大切なポイントのようです。二度目に作った際には、角煮をやや薄めに切ってはさんでみました。肉まんの皮1個分に角煮1個(3つに切ってはさむ)というのが程よいバランスのようです。