Happy New Year 2006


あけましておめでとうございます。日本の皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。アメリカで迎える二度目のお正月です。メールで年賀状を送ってくださった方々、どうもありがとうございました。

このところ、ずっと料理に凝っていて、すっかりブログの更新を怠けておりました。ある日はサムラートのバターチキンが無性に懐かしくなって、ネットでレシピを検索してタンドリーチキンとバターチキンカレーを作ってみたり、エビと豚肉を入れてカレー風味に味付けしたシンガポール風焼きそばを作ってみたりと、エスニック料理の奥の深さにすっかりはまっています。日本では高価でなかなか手に入りにくいインド料理やタイ料理やベトナム料理や韓国料理などの香辛料や素材も、ニューヨークでは信じられないほどの安価で買えるのが嬉しいです。大晦日には、バターミルクに一晩骨付き鶏肉を浸けておいてからオーブンで焼く南部風フライドチキンと、年越し蕎麦とお汁粉、元旦は、これも浸け汁に一晩浸けておいた豚肉のかたまりをオーブンで焼いて、中華風の焼豚ととんこつラーメン(これは冷凍の北海道産生ラーメン使用)を作って新年を祝いました。焼豚って、オーブンがあれば簡単に作れるものなんですね。五香粉(Five Spices)の香りが焼豚に何ともよい風味を添えていて感動。(大きい写真を見たい人は、こちらをどうぞ。)

最近作った和食では、揚げ出し豆腐(写真)、切り干し大根と油揚げの煮付け、椎茸と京がんもどきの含め煮などという、日本にいた時にすら作ったことのない料理まで作ってしまうこの頃です。大晦日には、あきらめていた日本の小松菜も日系スーパーで見つけたので、今日はお雑煮も作りました。削りがつおと昆布で出汁をとり、里芋と人参と大根と小松菜と椎茸と鶏肉と焼いた餅を入れて、仕上げにはユズの代わりにレモンの皮の薄切りを散らして完成。大晦日には一日がかりで家の大掃除をすませて、チャイナタウンで買ってきた鏡餅を眺めつつお汁粉を食べ、ネットで除夜の鐘を聴き、タイムズスクエアのカウントダウンの喧噪をテレビでちらっと眺め(うるさいので音声ミュート)、やっぱり年越し蕎麦は欠かせないなと気づいて夜中の11時にキッチンで蕎麦を茹で、元旦にはヤフー・ニュースの動画で日本の年末年始のニュースを観ながらお雑煮という、お正月気分を味わっています。