Gravity Wave 003/004 release

米国の作曲家マイケル・ピサロの個人レーベル〈Gravity Wave〉から本日、次の新譜2作がリリースされました。

□ Michael Pisaro - close constellations and a drum on the ground (gw 003)

「close constellations and a drum on the ground」は、マイケル・ピサロの2010年の作曲作品。元は、グレッグ・スチュアートがこの作品のために録音したパーカッション演奏音のサンプリングで構成された電子音作品だったが、後にこれにスチュアートによるクロタル演奏とバリー・チャバラによるギター演奏が加えられ、40分20秒の作品として完成した。部分的には、パーカッション、サンプリング音、ギター、サイン音、フィールドレコーディングなど様々な音源のトラックが50個同時に重なって進行する密度の濃いパートもある。Luka Zagoricnikに捧げられた曲。

□ Michael Pisaro - asleep, street, pipes, tones (gw 004)

「asleep, street, pipes, tones」はピサロの2009年の作曲作品。ヴァンデルヴァイサー派の音楽家によるオルガン作品など様々な音のサンプリングと電子音が生み出す音環境の中で、ケイティー・ポーター(バスクラリネット)とバリー・チャバラ(ギター)による2つの楽器によるデュオ演奏が展開していく。63分40秒の作品。同曲は、2009年12月にNYの〈Experimental Intermedia〉で、ピサロ(ギター)とポーター(バスクラリネット)により初めてライブ演奏された。フィル・ニブロックに捧げられた曲。


〈Gravity Wave〉では、米国カリフォルニア在住の現代音楽作曲家/ギタリストのマイケル・ピサロの作品の数々をリリースしていくことを目的としています。(カバーデザインとパッケージ制作は私が担当しています。)ディストリビューション販売は、すべて米国のErstDistが一括して取り次ぎますが、アーストワイル・レコードとは別企画・別運営の個人レーベルです。(日本国内では、Ftarriのオンラインショップ等に入荷される予定です。)

〈Gravity Wave〉レーベルの最新情報と新譜の詳細は、こちらのページでご確認ください。