Michael Pisaro の新レーベル〈Gravity Wave〉より新譜2枚発売!

米国の作曲家マイケル・ピサロが立ち上げた個人レーベル〈Gravity Wave〉から、レーベル第1弾として、「ricefall (2)」と「July Mountain: three versions」がリリースされました(10/14更新)。

〈Gravity Wave〉では、米国カリフォルニア在住の現代音楽作曲家/ギタリストのマイケル・ピサロの作品の数々をリリースしていくことを目的としています。(カバーデザインとパッケージ制作は私が担当しています。)ディストリビューションは、すべて米国のErstDistが一括して取り次ぎますが、アーストワイル・レコードとは別企画・別運営の個人レーベルです。日本国内では、Ftarriのオンラインショップに、第1弾の新譜2枚が10月後半に入荷される予定です。

□ Michael Pisaro / Greg Stuart - ricefall (2) (gw 001)

材質の異なる様々なパーカッション素材の表面に、大量の米粒を落として出した音を録音して64種類のトラックを作成し、それらのトラックをミックスして制作された72分間の作品。静かに屋根を打つ雨音のような繊細な音から、スコールのような轟音まで、光が移ろうように変化する音のシャワーと、その背後に見え隠れする微かな残響音のハーモニーが絶妙。マイケル・ピサロとグレッグ・スチュアートのコラボレーションが見事な形で実現した記念碑的作品。ピサロ自身によるライナー付き。定価14ドル。

□ Michael Pisaro / Greg Stuart - July Mountain: three versions (gw 002)

「July Mountain」は、カリフォルニアの山間部を中心に様々な場所でマイケル・ピサロ自身が録音した20種類のフィールドレコーディングと、グレッグ・スチュアートの演奏による100種類近いパーカッションの多様な音をミックスした21分間の作品。今年初めに3インチCDでの限定リリースが話題を呼び、数カ月で絶版となったオリジナル版「July Mountain」の再発トラックの他、ピサロを含む複数演奏家の録音による別のフィールドレコーディングを重ねた別バージョンと、グレッグ・スチュアートによるパーカッションのパートのみのトラックの3曲が収録されている。定価14ドル。

※「July Mountain: three versions」は、一部再印刷を行っているため、当初は100枚のみの限定リリースとなります。残りの枚数は後日追加されます。


下記のレーベルのサイトも開設されました。マイケル・ピサロ自身によるプレスリリース、新譜紹介、スコアの一部画像なども載っています。
http://michaelpisaro.blogspot.com/