英語と日本語

この数日、iPhone 6 Plusの操作にすっかりなじんでしまっていたら、今日久々にMacBook Proを開いて操作しようとした時に、「おや、画面を何度タッチしても全然反応しないじゃないか」と慌てたけれど、ああそうだこれはタッチスクリーンじゃなかったんだったと気づくまでに1分もかかってしまった。

日常生活の中で、脳内の英語と日本語のシステムを切り替えるというのは、同じパソコン内でMacとWindowsのシステムを瞬時に切り替えるようなもので、ちょっと混乱を覚える。なので一度英語環境になじんでしまうと、日本語を使う機会がめっきり減ってしまう。

アメリカ社会の特定の分野である程度認められるためには、やはり一つでもいいから英語を使って公の場に何らかの業績を残さなければならない。そう思って、この数年はあえて日本語を使わずに、文章を発表する時はなるべく英語で書いてきた。その集大成として仕上げたヴァンデルヴァイザー関連の長い英文エッセイが、去年「surround」という音楽評論サイトに掲載され、それなりの評価を得ることができた(と思う)。とりあえず、英語圏に向けて何かを発信するという渡米以来の大きな目的は達成できたので、そろそろまた日本語を使い始めてもいい頃かなと思っている。

それにしても、このsurroundというサイト、重すぎてスマホ画面で見るのがつらい。早くさくさくしたスマホ版に切り替えてほしいものだ(と管理者にも依頼中)。