久々のブログとPB2400の話

はてな有料オプションの期限がしばらく前に切れたのでそのままにしておいたら、いつの間にか広告バナーが雑草のようにはびこって見苦しくなっていたので、再びはてなプラスを申し込んで広告を非表示にしました。これですっきり見られます。

このブログも放置しっぱなしでなく何とかしなくては…と思って読み返していたら、今年はなんとたった3回しか投稿していなかったと知って唖然。この数年、英語圏で生活していく便宜上、どうしても英語を使うのがメインになっていたのですが、ふと気がつくともうずいぶん長いこと日本語で文章を書いたり日本語を話したりしていなかったなと、これも唖然。このままでは日本語の使い方を忘れてしまいそうなので、これからは時々リハビリのためにも日本語で書くようにします。日々の発信はツイッターなどの方が便利なので、ついそっちでつぶやきがちですが、このブログに投稿してきた過去のエントリーは、そのうち取り出してどこかにまとめておこうと思います。


上の写真は、15年前に初めてニューヨークに音楽取材に来た頃に使っていたPowerBook 2400c。久しぶりに取り出して起動してみたら、なんとまだ生きていた。確か中古の機種で35万円位したように思う。よくマンハッタンのスターバックスやカフェに持ち込んで、CDウォークマンで音楽を聴きながら、前の日に取材したライブのリポートを書いたり、翻訳の仕事をしたりしていた。小振りで曲線のきれいなデザインとキーボードの軽いタッチが気に入っていて、このPowerBookで文章を書くのがとても楽しかった。デジカメで撮影した画像をPowerBookに取り込んで、書きたてのライブ評をメールで雑誌社に送ったり、世の中、なんて便利になったんだろう…と当時は感動したものだけれど、今はiPhoneひとつでほとんどの仕事が済んでしまうのだからもっとすごい。

時代が変わっても一生心の中で愛し続けるデザインというものがあるとしたら、私の場合は、90年代に乗っていたホンダのビートと、このPowerBook 2400cかもしれない。iPhone 6 Plusも、いずれその殿堂入りを果たす日が来るかも。