WIRE誌に〈The Magic I.D.〉レビュー掲載

yukoz2008-04-20

WIRE5月号のCDレビュー欄のトップ1面記事に、〈The Magic I.D.〉の「till my breath gives out」のレビューが載りました。あと、WIRE編集部のオフィスで4月によくかかった音楽のリスト「Office Ambience」のチャートの8位にも入っていました。

レビュー記事の方は、過去の「schnee_live」に収録された2004年のライブが、ニューヨークで開催されたAMPLIFYでの演奏と書かれていたり(本当はベルリン)、〈The Magic I.D.〉はクリストフ・クルツマンのプロジェクトと書かれていたり(本当は4人のミュージシャンが対等の立場でやっているので、誰がリーダーというわけではない)、CD/LPと記述されるはずが「CD」のみになっていたり、いくつか事実関係の間違いで突っ込みどころのある記事でもあるのですが、それでもフルページのレビューが載るというのはめったにないことなので、やはり嬉しいものです。ちなみに、〈The Magic I.D.〉はイタリアで特に人気が出ているようで、当地のラジオ局や雑誌で随分紹介されているようです。

ところで、先月初めにNYの紀伊国屋書店に取り寄せ注文をした『大谷能生のフランス革命』の本、1カ月経ってからようやく入荷の連絡があり、先日購入してきました。まだ、ざっと目を通しただけですが、本のサイズや装丁デザイン、レイアウト、紙質、対談形式と日記が交互に出てくる構成など、とても気に入りました。柔らかめの紙質なのでページをめくりやすくて読みやすいし、本や音源の注釈が本文と同じページの下の欄に記されているのも好みの本のスタイルです。こういう、手にとってみたとたんに気に入る本というのは意外と少ないので嬉しいです。対談形式の語り文体というのは、私自身も元々、吹き替え台本やナレーションなどの話し言葉による文章を書き慣れていたということもあり、読んでいて一番しっくりくる気がします。内容も音楽の話だけでなく、東京の日常的なシーンもさりげなく伝わってくるようなので、これからじっくり読むのが楽しみです。