〈The Magic I.D.〉その後

〈All About Jazz〉の今日のレビューのトップに、〈The Magic I.D.〉の「 Till My Breath Gives Out」のレビューを発見。この作品はリリースしてから、徐々に少しずつ各所に好評が載るようになり、ゆっくりとですがファンが増えているようで嬉しいです。いつの間にか日本のHMVのサイトにも載っているようで、ちょっと驚きました。

先日、メンバーのカイ・ファガシンスキーから、最近行われたイタリアでの〈The Magic I.D.〉のライブ録音が届いたので聴いてみたのですが、これが予想以上に良かったです。スタジオ録音時の演奏とミキシングの完成度が非常に高かったので、ライブではこのバンド独特の微妙なバランスが上手く再現されないのでは…と心配していたのですが、リラックスした曲調の歌を演奏する時も、4人の楽器と声のバランスがびしっと決まっていて、いやさすがプロだなと感心させられました。

このライブ録音に入っていた新曲3曲も、アルバム収録曲よりさらに幅を広げた曲調で、クラリネット2本をフィーチャーした曲、ポップな感じにさらにビートが加わった曲など、このバンドの方向性がますます面白くなっていきそうな嬉しい発見がありました。今後、新曲がある程度揃ったら、いずれはErstPopから第2弾のアルバムもリリースするかもしれません。かなりパワフルな作品集になるのでは、と期待しています。