インフル予防策

ちまたの新型インフル騒ぎ、日本では特にマスク着用や隔離などが重要視されているようだけど、何より一番有効なのは、個人個人が栄養や休養をしっかり取ってインフルエンザにかかりにくい体質を作ることなのではないのか…と、社会的にパニック気味の日本のニュースを見るたびにつくづく思う。マスクは、もちろん自分が感染した場合に周囲にウイルスが飛び散るのを最小限に防ぐとか、乾燥した機内などで鼻や喉の乾燥を防ぐなどの目的には効果があると思うけれど、普通のマスクはウイルスなど簡単に通してしまうから100パーセント感染を防げるわけではない。だいたい、WHOが推奨しているあのごついN95仕様(手術や防塵目的でプロが使用しているマスク)なら効果があるかもしれないけれど(とはいえ、これも顔に密着フィットしなければ効果ないらしい)、普通のドラッグストアで売っているようなマスクをして満員電車に乗っていても、睡眠不足とストレスを抱えてろくに栄養も摂っていないような食生活をしていたら、ウイルスに感染する確率は絶対に高いと思う。

やはり、日常的に自分個人の免疫力をしっかりつけておくことが、何よりも大事なのではないか。感染者が家族や身近にいても全く感染しないという人もたくさんいるそうだし、それはその人の健康管理とも大きく関連しているのではと思う。個人的に効果があると思うのは、●野菜や果物の生ジュースを毎日飲むこと(特にリンゴとニンジンのジュースは風邪予防にもなるので絶対おすすめ。エネルギーもアップするし、自律神経のバランスも整うし、不眠解消にもなるし、他のもろもろの病気予防にもなる。大根やキャベツやホウレンソウやトマトなどを混ぜてジュースにするともっと良い。その場合は、ニンジンの成分がビタミンCを破壊しないように、レモン汁か酢を少々加えること。あと、これらの野菜をジューサーにかけた搾りかすを、小麦粉やそば粉やネギや卵と混ぜてお好み焼きにして食べるとこれも美味しい。)●ビタミンDを毎日とること(風邪やインフルエンザ予防に高い効果があるらしい。医者にビタミンD不足ですよと言われて毎日錠剤を摂るようになったら、冬場も風邪を全く引かなくなった。)●外出後の手洗い(殺菌効果のあるハンドソープでしっかり手を洗う。)●外出先での手の消毒(Purellなどのアルコール入り携帯消毒ジェルを常に持ち歩き、地下鉄を降りた直後や人混みを歩いた後、外出先での食事の前などに、頻繁に手を消毒する。新型インフル騒ぎが始まった頃は、全米で品切れになったようだけれど、最近また店頭に並んでいる様子。)●免疫力を高めるために栄養と睡眠をしっかりとる。●外食はなるべく避ける(数年前にNYのあるレストランで食事をしたら、厨房にインフルエンザの人がいたらしく、その場で食事をした客全員が強烈なインフルエンザにかかったことがある。栄養的にも自炊の方が安心。)●万一の際のためのN95仕様マスクを用意しておく(自分や家族が感染した場合に周囲にうつさないため。または機内など密室で大勢の人々と過ごす場合に備えて。このN95マスクも、先月末からしばらく全米で品切れになっていたけれど、最近再製造が追いついて在庫が入った様子。)

ちなみに、こちらのニュースによると、密室のような換気の悪い場所で感染者と長時間過ごすことさえ避けていれば、たとえば街中を歩いていて人とすれ違う程度だけでは感染しないそうです。個人的には、毎朝飲んでいるリンゴとニンジンの生ジュースと、ビタミンDの補給が、予防には一番効きそうな気がします。