〈AMPLIFY 2008: light〉評2

ミクシィ北里義之さんのページに、9月のAMPLIFYフェスの詳細なレビューが掲載されているのを見つけました。レーベルの意図や出演者のことなど、非常に深淵な部分を理解されて書かれた稀なレビューだと思います。

先週までキース・ロウがニュージャージー州の我が家に滞在していたので、東京でのフェスの感想なども、いろいろ聞きました。キース・ロウが、「あのフェスでの演奏は、自分にとって、何かの頂点に達したという成就ではなく、何か今までとは全く違う新しい世界へのドアを開いたという体験だった。初めてのものと向き合うという、そのリスクを伴う危うい緊張感があったからこそ、新しい方向への一歩を踏み出すことができたのだと思う」と言っていたのが印象的でした。通常のフェスでは、すでに何度も共演経験のあるミュージシャンとの共演が多くなりがちなので、こういう緊張感を得られる機会は少ないのだそうです。ちなみに、今回の東京のフェスでは、キース・ロウは初めて使うという30センチくらいの小さなギターをテーブルに置いて演奏していました。(キース・ロウの過去の演奏史上、最小のギターだとか。)