No Fun Festival 2008


NY恒例のノイズの祭典「No Fun Festival」が、今年はニッティング・ファクトリーで5月16日*1から18日まで開催されるようです。プログラムは、こちら

ラインナップを見ると、知っているミュージシャンでは、サーストン・ムーア、グレッグ・ケリー、リー・ラナルド、カルロス・ジフォーニ、ラッセ・マーハーグ、アラン・リヒトなどが出るようで、日本からもASTRO(長谷川洋)が参加するらしいです。他の出演バンドも、〈角のある恐竜〉〈病気〉〈下水管の選挙〉〈作業台〉〈信心深いナイフたち〉〈悪魔たち〉〈エスキモー王〉など、相変わらず怪しげな名前のバンドがずらりと並んでいて興味をそそるのだけれど(日本語名に訳すとなぜか可愛いな)、今年はピタもサイティングスも出ないことだし、ニッティング・ファクトリーは近いから行きやすいとはいえ、前回までのブルックリンの「The Hook」に比べると会場が狭い分、上下階を興奮したファンに占領されて狂乱のカオスになりそうな気配もあるし、うーん、どうしよう…。前回までの会場だった「The Hook」は、スペースが広くてなかなかよかったのだけど、地価の高騰で閉店に追い込まれたとか。

ニッティング・ファクトリーは、先月フィラデルフィアの即興演奏者たちのライブを聴きに地下のオールド・オフィスに行ってみたのだけど、以前に比べるとずいぶん荒れ果てた感じがして、ライブの最中にドアをバタン!と閉めて出入りする店員の物音が気になって、あまり演奏を聴くのに集中できなかった。でも、「No Fun Festival」みたいな地響きを伴うノイズの祭典には、あのくらいラフな雰囲気の場所の方が案外合うのかもしれない。それにしても、あんな風に毎回何が起こるかわからない危ないフェスティバルを、マンハッタンでやっても大丈夫なんだろうか。

*1:3月ではなくて5月でした。