No Fun Festival 2006報告


昨日ブルックリンのThe Hookで開かれたノイズ・ロックの祭典「No Fun Festival」の初日の写真です。3年目の開催となった今回のフェスティバルは前売り券が完売し、昨年を上回る盛り上がりで、初日だけでも500人以上の観客が入ったそうです。(明日まで開催中。)元ウルフ・アイズのアーロン・ディロウェイのソロは、予想通り観客を熱狂させていました。詳しいレポートは後ほど。


(Aaron Dilloway)

いつものように、演奏を始めたとたんに狼男の容貌へと豹変するアーロン・ディロウェイ。演奏される音楽は見た目よりずっと真面目で完成度が高いのですが。


アーロン・ディロウェイのステージによじ上ろうと詰め寄せる観客。写真には写っていませんが、ステージの上ではディロウェイの背後にウルフ・アイズのメンバーも出ていて、ディロウェイに襲いかかるかのごとく暴れていました。(こういう観客の熱狂ぶりはNYではめったに見られないのですが、ミシガン州ではよくある光景だそうです。)


(Lee Ranaldo + Chris Corsano + Bill Nace)
ソニックユースのメンバーは、初日にリー・ラナルドがフリージャズ風のノイズバンドで出演、サーストン・ムーアは最終日に別のバンドで出演予定。

(Lee Ranaldo)

(Jessica Rylan - Can't)
注目のジェシカ・ライラン(vo, electronics)は、音階をさまようような不可思議なボイスと電子音で会場を魅了。くるくる変わる声の表情と、電子音を大胆に投入する表現の幅の広さは驚異的。

(その他の写真は、こちらに載っています。)