ErstQuake3 4日目(最終日)


ErstQuake3最終日のセットから、写真を2枚。写真の吉田アミとクリストフ・カルツマンのデュオは、今回のフェスティバル(というか今までNYで開催したアーストワイル関連のフェスティバルのセット)の中で、おそらく最高のセットの1つでした。この2人の組み合わせは意外なようですが、実はかなりパワフルで、演奏を聴いていて鳥肌が立ちました。CD「aso」でも感じましたが、吉田アミとクリストフ・カルツマンの表現は、どちらも、このデュオで聴いたものが今までに聴いた彼らの作品の中で最も面白いと思いました。

最初のセットの、ジェフ・ジャーマンとティム・バーンズとショーン・ミーハンのトリオは、超微音の非常に美しい演奏で、これにも感動。今回はサイレントな即興演奏から大音量ノイズまで、振り幅のかなり大きいフェスティバルで、どういう結果になることやらと心配でしたが、結果的には意外にも異なるセットの調和がとれていたようで、大成功だったと思います。音楽のジャンルや地理的な条件がどうのこうのというよりも、本当に心から好きなミュージシャンを一同に集めるのが一番大事なことなのだと実感したフェスティバルでした。詳細なレポートは、また後日に。ミュージシャンの皆さん、おつかれさまでした!


(上写真: Ami Yoshida / Christof Kurzmann)


5年前に恵比寿のミルクで巨大スピーカーの目の前で聴いたジャズカマーを、NYでまた聴けてこれも感動。アーロン・ディロウェイとマッティンも、最前列で身を乗り出して聴いていました。大音量ノイズを主食として生きているような人たちです。ジャズカマーのLasseさんは、電気回りの配線とかスイッチとかを素手でばりばりつかんで感電するんじゃないかと心配しましたが、大丈夫なのが不思議。ノルウェーの人たちは、やはり人間離れしています。この後、西海岸へツアーに行くそうです。

(上写真: Jazkamer (Lasse Marhaug / John Hegre)