Gravity Wave - 12/31まで年末特別セール開催中



マイケル・ピサロのレーベル「Gravity Wave」では、12/31までの期間、年末特別セールを行っています。通常14ドルのCDが今月中は割引価格の11ドル、gw 001から006までの全リリース6枚を一括購入する場合は合計60ドルに割引されます。詳しくは、レーベルのサイトで。
http://michaelpisaro.blogspot.com/

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ちなみに先ほど、去年アーストワイルから出たマイケル・ピサロと杉本拓の「2 seconds / b minor / wave」(erst 061)を久しぶりに聴いてみましたが、これはじっくり聴くとやはり本当に素晴らしいコラボ作品だと改めて感動しました。来年は、アーストワイルからマイケル・ピサロと角田俊也のコラボ作品もリリースされる予定で、こちらもとても楽しみです。(現在制作中)

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9月のNYでの2週間フェスティバルの後、連日浴びるようにライブ音楽を聴いていたせいか、音楽を聴く脳が休息を必要としていたような気がして、しばらく音楽から遠ざかっていた。あれから2ヶ月以上たって、ようやく脳が回復してきたような気がする。数年前にWandelweiserやマイケル・ピサロの音楽を聴くようになってから、音楽への反応の仕方が以前よりも強く敏感になってきたのか、何か他のことをしながらさらっと音楽を聞き流す…ということが難しくなってきた。小さな音の変化でも電光石火のように脳に届くというような敏感な聴き方に慣れてしまうと、時には音楽からの休息が必要になる。9月の2週間フェスでは、個人的にさほど興味のない音楽も、写真を撮る必要上結構聴かなくてはならなかったりして、音楽耳/脳の疲労が特にひどかった。

その後2ヶ月のいわば音楽からのデトックス期間を経て、久しぶりに聴いた音楽「2 seconds / b minor / wave」は、脳の一番奥まで浸透していった。以前は気づかなかったピサロや杉本拓の微妙な音の変化や、随所に現れる奇跡的ともいる両者の(テレパシーでも働いていそうな)音の交流と相互作用に改めて驚かされた。音楽とは、コラボレーションとは、こういう音同士の出会いと関わり合いから生まれる魔術的な相互作用による芸術なのだ…というシンプルな事実を再認識し、感動した。