チャバッタ・ブレッド

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ピーター・ラインハルトの『Artisan Breads Every Day』からのレシピを参考に、イタリアのチャバッタ(Ciabatta)・ブレッドを作ってみました。材料は、基本的に水分量80%のフォカッチャと全く同じですが、オリーブオイルの量が少ない分、さっぱりした食感で、味と香りはフランスパンによく似ています。水分がかなり多めなので柔らかい生地ですが、扱う時に台の上と両手に強力粉をたっぷり振っておき、生地にも強力粉を絶えずまぶしつつ扱えば、べとつくことなくさらっと扱えます。終始、ガスを抜かないようにそっと扱うのが、大きな気泡を作るコツのよう。ふわっとした軽い感触の生地は、手で扱うのがなかなか楽しいです。焼く時は、ピザストーンの下の段に空のフライパンを入れてからオーブンを500Fに設定して45分間加熱し、生地をピザストーンに乗せてからすぐに熱湯1カップをフライパンに注ぎ、温度を450Fに下げて12分焼き、パンの向きを変えてさらに15分焼きました。いかにもヨーロッパの釜焼きパン風という感じの、オーブン内での膨らみ方と、ぱりっとした香ばしい焼き上がりが嬉しいです。パン自体の味と香りがとても良いので、シンプルにバターやガーリック・オイルをつけて食べるのが一番美味しそう。ちなみに、生地には強力粉の他に、全粒粉を20%混ぜてあります。