Butternut Squash Apple Soup

アメリカのいわゆる「パンプキン」と呼ばれるカボチャはとても固いし、水っぽくて甘みが少ないけれど、Butternut Squashという野菜は日本の甘いカボチャにいちばん近い味がするそうなので、これでスープを作ってみた。バターナット・スクォッシュというのは、見た目は白いひょうたん型で、とてもカボチャには見えないのだけど、中を割ってみると鮮やかなオレンジ色、カボチャというよりメロンのような甘い香りがする。皮もパンプキンよりむきやすく、オレンジ色の実もさくさくと切りやすい。リンゴと一緒に煮てスープにすると、砂糖も牛乳もクリームも加えないのに、自然な甘みとクリーミーな食感が出てとても美味しい。和風のカボチャ煮を作る時も、このバターナット・スクォッシュ（この名前の響きが何ともいえず好き）を使うと美味しくできるようだ。

●作り方＝バターナット・スクォッシュ１個を半分に切って種を取り除き、皮をむいてサイコロ状に小さく切る。●リンゴ（緑色のグラニースミスが合う）１個は皮をむいてサイコロ状に切り、レモン汁少々をかけておく。●タマネギ小１個は粗めのみじん切りにする。●厚い鍋にバター大さじ1を熱してタマネギを３分ほど炒め、バターナット・スクォッシュとリンゴを加えて炒め、シナモン、クローブ、ナツメグ、オレガノ、カイエンペッパー各少々（なければ手元にあるスパイスだけでもOK）を入れてさらに炒め、チキンストック２カップを加えて沸騰させ、20〜30分ほど野菜が柔らかくなるまで煮る。●火を止めて10分ほど置き、鍋の中の野菜をマッシャーなどで大まかにつぶす。●鍋のスープを1/3ずつミキサーにかけて滑らかにしてから再び大鍋に戻し、オレンジジュース大さじ1を加えて、塩こしょう少々で調味する。●スープを再び熱して、スープ皿に盛り、パセリのみじん切りを添えて完成。

…牛乳やクリームを好みで加えると、さらにリッチでコクのある味になりますが、加えなくても十分クリーミーな仕上がりです。あっさり系に仕上げたい時は、最初に野菜をバターで炒めずに、そのままチキンストック（ベジタリアンなら野菜ストック）で煮込んでもよさそう。