このブログもさすがに写真の重さのリミットがぎりぎりになってきたので、プラハとウィーンの滞在話と写真は、後日編集してメインのサイトの方に載せることにします。ブログも1年続けると、いやはや巨大になるものですね。ちょうど去年の今頃、ベルリンの長いフェスティバルから日本に戻って、一度は日本に留まることを決めた後で、結局はアメリカに渡ることになって、その間の環境の変化や気持ちの揺れの中で、このブログに書き続けることで自分自身をなんとか保ってこられたような気がする。この際に、昨年から放っておいたメインのサイトもデザインを変えてリニューアルしようと思います。ウィーンの音楽シーンの話は、昨年書いた一連のエッセイの続編としていろいろ登場する予定です。とりあえず、その前に、不在中にたまってしまった翻訳などに取りかからねば(汗)。

飛行機で長時間移動すると、しばらくの間、夢を見ているような奇妙な感覚の日が続く。音楽が聴こえてきそうなのにメロディーが思い出せない、そんな感じに似ている。数日前に自分がいた場所と、今の自分がいる場所が、重なったり離れたりしながら。この世に心を残していくというのはこういうことなのかなとか思いながら、ウィーンのことを考えている。ウィーンはこれから私にとって1年か半年に一度、「家」に帰るように訪れる場所になるかもしれないなとか思いながら。