部屋探しは難航中。今週はずっと毎日のように、不動産屋を通して良さそうな物件を見て回っていたのだけど、ロケーションも部屋の広さも希望通りのアパートはなかなか見つからない。アーストワイルの在庫のCDとかでかいオーディオ装置とかも全部引っ越すので、それなりのスペースがある物件というのは、ちょっと簡単には見つからない。マンハッタンに比べれば、ジャージーシティの間取りはかなり広めでスペースも2倍くらいはあるのだけど、改築の状態とか駅からの距離とか家賃とか、いろいろ考えると頭がいたいです。早く見つかるといいなあ。

グリーンカードの申請も始まったので、そっちも忙しいし、健康診断や書類作成とかいろいろあって、当分落ち着けそうにない。アメリカに来てからもうけっこう時間が経っているけれど、新しいアパートに引っ越して生活の地盤が固まるまでは、仕事探しなど新しいことが何も始められないので、それもつらい。ウィーンの Mimi Secue の「Forst」(karate-joe)の心やさしげな音楽に、疲労した頭と落ち込み気味な心を深く癒される日々。ウィーンのミュージシャンというのは、悲しみの癒し方がうまいのだろうかと、音楽を聴いていると時々思う。かなしい気持ちと上手につき合っていける人たちなのか。強がったり見栄をはったりせずに悲しみを悲しみとして受け入れられる素直さというのは、いちばん強い心なのかもしれない。